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なかとんべつ情報/文化・自然


中頓別町は低い山に囲まれた穏やかな風景の場所にあり、そこには人間と様々な動物・植物が生活しています。
人と自然のつながりが見える素材豊かな地域です。

ピンネシリ岳松音知岳ポロヌプリ山700トンガリ山ハイジの丘知駒岳テレビ塔ペンケ山、パンケ山大畑山展望台ふるさとの森
中頓別鍾乳洞エゾアカマツ群生林藤山旧鉄道林藤井の桜頓別川ペーチャン川郷土資料館

 


 敏音知岳、(ピンネシリ岳、703m)

 中頓別町のシンボル的な山で、町の中央部に位置します。アイヌ語で「男山」を意味します。
 登山道があり、頂上からは日本海、オホーツク海が見渡せて、利尻富士まで見える大展望です。
 登山口からなだらかな登山道を30分ほど歩くと、日本の巨木100選に選ばれた「千本シナ」やトドマツの並木があり、そこで折り返すと手軽な森林散策のコースに最適です。
 麓の集落であるピンネシリ地区は、中頓別の観光、交流の中心となるところで、道の駅、オートキャンプ場、コテージ、温泉宿泊施設、自然学校などが整備されています。

★『中頓別情報』→『体験』→『ピンネシリ登山』参照


牧草地と敏音知岳

千本シナ

秋の登山道

冬の山頂
■場所: 国道275号線沿い 道の駅ピンネシリ裏側(登山口)
■問合せ先: 中頓別町観光協会 道の駅「ピンネシリ」 (01634) 7−8510
そうや自然学校 (01634)8−3611

 


 松音知岳(マツネシリ、岳531m)

 ピンネシリ岳の隣(北東)で、市街地からもよく見えます。緩やかに横たわっているような形状をした山で、500m前後のピークがいくつもあります。アイヌ語で「女山」を意味します。
 登山道はなく、雪か沢を使っての登山のみ可能です。
 春先に現れる『マツネのきつね』を種蒔きのめやすにしていました。


市街から松音知岳を望む
 
『マツネのきつね』 左が頭です

冬の登山
■場所: 松音知地区

 


 ポロヌプリ山(841m)

 アイヌ語で「大きな・山」という意味。中頓別町の最高峰で、中頓別町と枝幸町の境界の山。
 登山道はなく、雪か沢を使っての登山のみ可能です。頂上付近には高山植物が咲きます。
 市街地からは、手前の標高600〜750mの山並みに隠れてしまい、姿は見えません。
 砂金採りに沸いた明治時代には、人々は枝幸からパンケナイ川を登り、ポロヌプリ山の北側を回り込み、頓別川支流、兵知安(ペーチャン)川に入りました。

「ポロヌプリ山登山経験者(Kさん)にインタビュー」
 歌登のパンケナイ川沿いの林道から登り始めます。4月は雪の上を長靴で、6月は沢から尾根を伝って4時間で登頂しました。珠文岳へと続く稜線はなだらかで広く、展望も良くて、お花もきれいでした。


松音知地区からのポロヌプリ(右)

山頂から珠文岳方面

中頓別町の主な峰々

頂上を目指して
■場所: 兵安地区。松音知地区や知駒の中腹から望むことができる。

 


 700(748m)

 標高748mだが、通称700と呼ばれている山。市街地からよく見えます。
 ポロヌプリ山の手前(南西)の山で、場所と山容から、ポロヌプリ山と間違えられることも多いです。
 登山道はなく、雪か沢を使っての登山のみ可能です。

「700登山経験者(Kさん)にインタビュー」
 3月に山スキーで登りました。距離の長いルートばかりで、相当な時間が必要になります。
 天気が良いと、中頓別の町がよく見え、利尻富士も望むことが出来ます。


700(左)とポロヌプリ(中央)

朝日昇る700

日本海方面を望む

頂上からの市街地
■場所: 兵安地区

 


 トンガリ山(488m)

 市街地からよく見える、尖った目立つ山。トンガリ山は愛称で、地形図には標高のみ記載されています。
 登山道はないので、雪のある時期に登ります。頂上からは、町が一望できます。

「トンガリ山登山経験者(Nさん)にインタビュー」
 3月にスノーシューで仲間4人と登りました。頂上手前は岩場なので、手と足を使って登りました。
 頂上からはオオワシが飛ぶ姿を上から見ることが出来て、感動しました。登り4時間位です。


市街地からのトンガリ山(一番左)
 
頂上直下の岩場

頂上からの展望
■場所: 弥生地区

 


 ハイジの丘

 国道275号線を中頓別市街地から浜頓別方向へ向かう途中、『寿トンネル』の手前500mを右折。『500mトンネルあり』の黄色い看板と、『中頓別鍾乳洞』の看板、『弥生』と書かれた赤いバス停もあります。国道を右折して、二股を左に進み、道なりに2kmほどまっすぐ進むと視界が大きく開け、高台の牧草地『ハイジの丘』に着きます。看板などはありません。
 近くに珠文岳、遠くに敏音知岳をはじめとする山並み、なだらかに続く丘陵。見渡す限りグリーンで、アルプスの風景に似ているメルヘンチックな丘です。


国道からの入口の看板

冬のハイジの丘を歩く
■場所: 弥生地区

 


 知駒岳テレビ塔(シリコマ岳、529m)

 幌延町と中頓別町の境界の山。アイヌ語で「トリカブトが・ある」を意味します。
 道道785号線(豊富中頓別線)がその山頂付近を通るため、そこから管理用道路に入り山頂まで車で入ることができ、おすすめのドライブコース。山頂付近は視界が開けており、敏音知岳、中頓別市街、オホーツク海、日本海、利尻富士などの展望を楽しめます。亜寒帯を代表する針葉樹と温帯の広葉樹が混在する森「針広混交林」が広がり、北の大地を感じさせ、日本には珍しい景観を作り出しています。


知駒岳からの眺望

テレビ塔
 
樹氷

山頂から利尻富士を望む
■場所: 道道785号線の途中 知駒岳山頂

 


 ペンケ山(716m)、パンケ山(631m)

 アイヌ語でペンケ「上にある」、パンケ「下にある」という意味で、頓別川の上流側(南)がペンケ山、下流側(北)がパンケ山。ペンケ山、パンケ山、知駒岳と南北に延びる稜線は、日本海とオホーツク海の分水嶺です。中頓別町と中川町の境界の山で、中川町側は北大の研究林となっています。
 登山は中頓別側からの登山道はないので、沢や雪を利用しての登山のみ可能です。
 大正時代、ペンケ山とパンケ山の間に、中川町から敏音知の豊平への山道があり、ポンピラ街道と呼ばれて、荷を担いだ馬や人が行き来し賑わっていましたが、今は藪の中です。

「ペンケ山登山経験者(oさん)にインタビュー」
 4月にスノーシューや山スキーを使って登りました。稚宇遠川沿いの道路の最終除雪地点から、登り4時間位でした。頂上直下は雪が硬く、長靴の人は登頂できませんでした。標高500m付近からは木も少なくなるので、眺めは最高です。


ペンケ山(左)とパンケ山(右)
 
冬のペンケ山登山

パンケ山

パンケ山頂上
■場所: 敏音知地区豊平。国道275号線沿い、敏音知、松音知からよく見える。

 


 大畑山(109m)展望台

 国道275号線を市街地から音威子府方面に南下すると、上駒パーキング手前に「大畑山展望台」の看板があり、右折して約3km。車で行ける展望台からは、中頓別の町や山が一望できます。
  林道の途中には「鯉の池」や野鳥がさえずる森が続き、森林浴が楽しめる散策路にもなります。
  冬は除雪していないので、車では行けません。


展望台

夏の展望

冬の展望

夏祭りの夜
■場所: 上駒地区

 


 ふるさとの森

 市街地から近く、藤井にある森です。昔はこの場所を天北鉄道が東西に走っていました。鉄道林だった所を地域の方たちが散策できるように整備した森で、手作りの展望デッキやテーブルとイスもあります。地域の人の散歩コースになっており、野鳥や花の観察、年によっては夏(7月下旬頃)に、池にホタルを見ることができます。


子どもたちが森を観察

夏の森

落ち葉で遊ぼう

ふるさとの森と線路跡の道
■場所: 藤井地区

 


 中頓別鍾乳洞

 国道275号線を中頓別市街地から浜頓別方向へ向かう途中、『寿トンネル』の手前500mに『中頓別鍾乳洞』の看板があり、そこを右折します。二股を右に進み、看板を頼りに進むと鍾乳洞の管理棟と駐車場に着きます。
 中頓別鍾乳洞は北海道指定天然記念物です。1,000万年前、この辺りは海底でした。その頃にフジツボ類やホタテガイの貝殻片が大量に堆積してできた石灰岩層が雨水や地下水によって長い年月をかけて少しずつ溶かされて形成されました。太古の記憶を今に伝える神秘に満ちた世界が広がっています。
 現在内部が公開されているのは第1洞のみです。周辺には遊歩道が整備され、500種を超える動植物が生育・生息し、自然本来の豊かな環境を身近に楽しむことができます。


国道からの入口の看板

軍艦岩と芝桜(5月下旬)

鍾乳洞探検

森の遊歩道
■開設期間: 4月下旬〜10月下旬まで
■開設時間: 9:00〜16:30まで
■場所: 旭台地区
■問合せ先: 中頓別観光協会 道の駅「ピンネシリ」(01634)7−8510
中頓別鍾乳洞管理棟「ぬく森館」(01634) 6−1299

 


 アカエゾマツ群生林

 知駒岳一帯の蛇紋岩地帯には、道内でも珍しいアカエゾマツの純林が広がり、林野庁の植物群落保護区に指定されています。「町の木」であるアカエゾマツは厳しい環境にも耐えることができる亜寒帯の代表的な針葉樹です。
 道道785号線豊富中頓別線を走っていると、森の広がりを見ることができ、日本には珍しい景観を作り出しています。


ペンケ・パンケとアカエゾの森

 

敏音知岳を望む

アカエゾマツ
■場所: 知駒岳一帯〜ペンケ、パンケ山山麓。道道785号線豊富中頓別線の途中

 


 藤山旧鉄道林
 中頓別には、平成元年までの76年間、国鉄天北線が走っていました。その線路脇には、防風、防雪のために木を残し、鉄道林と呼ばれていました。残っている鉄道林のひとつに、ピンネシリ地区の藤山旧鉄道林があります。ハルニレ、ミズナラなどの樹齢400年にもなる巨木、朽ちて倒れた巨木、様々な鳥、野生動物の痕跡などに出会え、原生林の探検ができます。
 通年入ることができますが、笹の状態によっては夏場は困難です。冬の季節は、スノーシューや歩くスキーで自然散策を楽しむことができます。また、駐車場がないので近所の農家に迷惑が掛からないよう駐車しましょう。

国道からの入口の橋

線路跡

何人で一周できるかな

ハルニレの巨木
■場所: 国道275号線沿い、敏音知から松音知方面に約2km北上すると、『不老橋』という橋があり、その手前の道路を右折。頓別川にかかる橋を渡り、約500mの地点。

 


 藤井の桜

 藤井地区の牧草地に、太くて大きな一本のサクラの木があります。 満開になると、サクラのピンクと、牧草地の緑、青い空が美しいです。私有地なので牧草地の中には入れませんが、近くまでは舗装道があり、その姿を楽しむことができます。例年だと、5月中旬頃開花します。

■場所: 藤井地区

 


 頓別川

 中頓別町〜浜頓別町を流れ、オホーツク海に辿りつきます。アイヌ語の「ト・ウン・ぺツ」が語源で、意味は「沼に入る川」です。沼とは、クッチャロ湖とその周辺の大小の沼、湿原を指しています。長さ74km、増水時以外は穏やかな川です。
 春先にはヤツメウナギがおり、夏はヤマメ釣りが楽しめ、秋にはサケの遡上が見られます。川岸にはヤナギの木が生い茂りカワセミの巣があるなど、豊かな川です。
 夏にはカヌーを楽しむことができる、格好の川です。


夏の頓別川

カヌーから見た風景

2月の頓別川

凍る川
■場所: 国道275号線沿い

 


 兵知安(ペーチャン)川

 頓別川の支流の一つで、中頓別の市街地のはずれで合流します。北見山地の高峰ポロヌプリ山をはじめとして、主に東側の分水嶺を水源とします。アイヌ語で「ペンケ・イチャン・ナイ」「上にある産卵場所の川」を意味します。 明治32年〜34年頃、砂金採掘に全国から人がやってきたゴールドラッシュの時代がありました。今もなお砂金が採れ、夏の時期に体験することができます。


 

 

2月の兵知安川
■場所: 兵安地区〜中頓別地区

 


 郷土資料館

 中頓別町の中心部にある郷土資料館には、町の歴史を物語る資料が数多く展示されています。
 アンモナイトが生きていた紀元前やゴールドラッシュで賑わった様子、林業や畑作が主産業だった時代から酪農へと転換していく時代の流れなど、町の歴史を化石や写真、昔使われていた道具を展示し、詳しく物語っています。日本一の金塊のレプリカも展示されています。

■入館料: 大人120円(高校生以上)小・中学生60円
■開館時間: 午前10時〜午後5時
■休館日: 毎週月曜日・祝祭日
■場所: 中頓別町字中頓別37
■問合せ先: 中頓別町郷土資料館 (01634) 6−1170